カリキュラム
あ・い・さ・つ 深く考えたことはありますか?
皆様は挨拶について深く考えたことはありますでしょうか?
単純に『おはよう』『さようなら』と
特に意識せず挨拶をされていると思います。
今日は『挨拶の四か条』をご紹介いたします。
『あいさつの4ヶ条』は、頭文字が「あ」「い」「さ」「つ」で始まります。
「あ」:明るく、温かく
「明るく温かいあいさつが大事」というのは、ごく当たり前のことだと思います。
明るく、温かいあいさつは、周りの人に安心感や信頼感を与えます。
そのことが、協調性の向上や人間関係の構築にもつながり、物事がスムーズに進みます。
あいさつの「あ」は、あいさつをする上での大前提、大原則と言っても過言ではないでしょう。
「い」:いつでも、誰にでも
思いがけないつながりから、ビジネスが発展することは少なくありません。
訪問や電話だけではなく、例えば会社の同じビルの中にいる他企業の方や業者の方、
お昼ご飯を買いに行くお店の方などから、ビジネスのつながりが生まれることもあります。
わたしたちはつい、知っている人だけにあいさつをしがちですが、
上記にあげた思いがけないつながりを持つためにも、
いつでも、誰にでも、積極的にあいさつをしておきたいものです。
「さ」:先に、すすんで
あいさつは人より先に行うことが大切とされています。
先にあいさつをするということは、相手よりも早く好意を示すことです。
先に好意を示された人には、その人に好意を示そうとする意識が働きます。
この機能はよく「返報性の原理(好意の返報性)」として説明されます。
先にあいさつをすることが、相手の好意を引き出すことにつながるのです。
「つ」:続けて、次の言葉を
あいさつの「つ」には二つの意味があります。
一つは、「挨拶という行為を続ける」ということです。
いつもしてくれていた「あいさつ」が無くなってしまうと、
相手との間に溝ができてしまいます。
また、あいさつをやめてしまうと、「今さら・・・」という意識が働き、
あいさつを復活させづらくなってしまいます。
そのため、あいさつは一度きりではなく、続けることが大切です。
もう一つは、「あいさつに次の言葉を加える」です。
「次の言葉」とは、相手との会話を続けるための言葉です。
「おはよう、今日は暑いね~」
「こんにちは。あ、今日のネクタイ素敵ですね!」
のように、あいさつの後にプラスαの言葉を続けることで、
相手とのコミュニケーションがより活発になります。
以上が、あいさつの4ヶ条(「あ」「い」「さ」「つ」)です。
◎○ 「あいさつ」にもトレーニングが必要 ○◎
誰でもできる「あいさつ」でも、日頃から実践していないと、
そのスキルが錆びついてしまうものです。
また、あまり普段から「あいさつ」をしていないと、
改めて「あいさつ」をすることが億劫なものになりがちです。
そのため、まずはご家族やご近所の方、一緒に働く会社の方などへの「あいさつ」を通じて、
スキルの錆びつきや億劫さを少しずつ取り除いていくことが望ましいでしょう。